十常侍を牽制する宦官

中国後漢末期に、正義派宦官・呂強りょきょうという人物がいました。

後漢末と言えば、宦官たちが漢帝国を欲しいままに動かしていた時代。
幾度となく行われた政争「党錮の禁」により、反宦官派の党人(士大夫・官僚層)たちは、朝廷から追放されています。
この時、全国各地の士大夫派が惨殺され、厳しい拷問にかけられたそうですね。

霊帝の治世は、宦官集団「十常侍」が権勢を振るい、万民は恐怖と絶望に陥っていました。
さらに霊帝は、宦官たちに爵位を与え、十常侍・張譲や曹節などは列侯に封じられたほどです。
かの呂強は、都郷侯に封じられたのですが、なんと彼は、華族に列することを拒否したのです。

呂強は拒んだだけでなく、霊帝に対し「国の奸臣らに爵位など与えてはならない」と、上奏まで行いました。
しかし霊帝は、彼の諫言を受け入れることはありませんでした。

霊帝は、金銀財宝を好み、私財を蓄えることを趣味としていました。
そのことについても、「天下の財は全て陛下のものであり、なぜ蓄財にこだわるのでしょうか」と、呂強は諫言を入れるのですが、やはり聞き入れられませんでした。

そんな時、中国全土より「黄巾の乱」が勃発します。
この事態に呂強は、「左右の奸臣を誅殺し、党人らの解放を薦めます」と、霊帝に進言。
武官・皇甫嵩も同様に促し、ついに霊帝は、党人たちの禁錮を解くに至ります。

当然ながら、これらの事態を思わしく考えない宦官がいました。
そう、呂強に度々弾劾されていた十常侍です。
もし、このまま呂強の諫言が受け入れられるようになれば、自分たちの立場が危ないわけです。

十常侍・趙忠と夏惲は、呂強に対し、罵詈雑言の限りを浴びせました。
そして、逆に呂強を弾劾する上奏を行いました。
「呂強は党人らと謀り、皇帝を廃立しようとしています」

霊帝は、その上奏を信じ、呂強を疑うようになります。
そして、道理に暗い霊帝は、呂強を逮捕するように命じたのです。
これを知った呂強は、怒りと悲しみを抱き、自害することを選びました。

こうして、正義派宦官・呂強を失くし、数多くの知識層の人間が根絶やしにされるに至ります。
これは、後漢王朝崩壊を早める要因のひとつとなりました。

呂強の他に、「清忠」と称された数名の宦官たちが挙げられています。
彼らもまた、呂強と共に、邪悪な宦官を牽制していたことが分かります。

宦官といえば、悪のイメージが強いかと思います。
しかし、呂強のような正義感の強い宦官も存在していたわけなのです。
スポンサーサイト

三跪九叩頭の礼

中国清王朝の皇帝は、朝鮮に対して、冷酷に扱ったといわれています。
朝鮮王は、中国皇帝に対し「三跪九叩頭さんききゅうこうとうの礼」(土下座をし地面に額を打ち付ける行為)を持って、迎え入れなければなりませんでした。

朝鮮王は、一国の王。
朝鮮にとって、大変屈辱的な行為であることは、想像に難くないはず。

挙句には、その様子を描いた「大清皇帝功徳碑」が建てられています。
その石碑は、まだ韓国に残されていますが、地元の人はその歴史・事実を知らないそうです。

ではなぜ、清の皇帝は、そこまでして朝鮮を貶めたのでしょうか?
属国支配とはいえ、敬意や礼儀といった扱いはあったはずです。

当時、中国大陸を支配していたのは大明帝国。
そして、明の冊封関係にあったのは李氏朝鮮。
朝鮮はそれなりの地位を保持しており、冷酷な扱いなど一切ありませんでした。

そんな時、北方民族の女真族(満州族)が勢力を伸ばしていました。
のちの大清帝国を興こす民族です。
当時、女真族は「後金」という国を構えており、明を脅かしていました。

朝鮮の宗主国は、中華の正統なる大明帝国。
朝鮮は、明の権威を盾に、女真族を「野蛮で秩序のない民族」として馬鹿にしていたのです。

しかし、大明帝国は滅亡します。
それに取って代わったのが、大清帝国となります。
実際は、逆賊・李自成によって明は滅ぼされており、清はあくまでも「明を滅ぼした逆賊を討つ」という大義名分のもと、侵攻しました。

清は、各地に残る明や李自成の残党を制圧するため、朝鮮に援軍を要求しました。
ところが、朝鮮はそれに応じませんでした。

朝鮮からすれば、清は明の正統を受け継いでいるようには見えません。
それゆえ朝鮮は、清に従うことを拒否したのです。

この態度に、清の皇帝は激怒。
かねてより清は、「明の後継王朝」という体勢。
これを朝鮮は「認めない」と宣言した形になります。

こうして清は、朝鮮に武力を持って攻め込み、強制的に屈伏させるに至ったのです。
それ以降、朝鮮は、清の冊封国の中でも最下位に位置付けられ、屈辱の「三跪九叩頭の礼」をするのがお決まりとなりました。

ざくろの味

今回は、恐怖系サウンドノベル『ざくろの味』(SFC)を紹介します。
ざくろの味は、結構マイナーなゲームなので、知っている人は少ないかもしれません。

酷く冷える冬の晩、青年・土門は東京の5階建てのビルディング「中井ユニオンビル」に居を構える雑誌編集部を訪れていた。
しかしそこへ突然地震が発生、ビルは地下へと埋没してしまう。決死の脱出劇が始まる。

主人公は土門、ヒロインは裕子で、その他登場人物が多数存在します。
またそれぞれのキャラは、青いシルエットになっており、全体的に『かまいたちの夜』を彷彿させます。
特にOL三人組が登場した時は、「これは意識しているな」と思いました。(かまいたちにもOL三人組が登場しているが、当然ながら別人たち)

最初のシナリオは、地下を舞台に、ゾンビと死闘する話です。
グロテスクな描写はあるものの、度を越す恐怖感はないかと思います。

シナリオは四つに分かれており、ビルが沈没した地下には旧日本軍の研究所がある話や、編集部の正体が強盗団という話などが用意されています。
しかしながら、ボリューム感は、弟切草やかまいたちほどではなく、いわゆる短編小説といった感じです。

本作の主人公は、連載小説『月面のアヌビス』を執筆する作家という設定になっています。
実はこれ、開発元のイマジニア社から、実際にサウンドノベル『月面のアヌビス』として発売されています。(いわゆる姉妹関係)

不気味植物・アンスリウム



今回は、アンスリウム(アンスリューム)について紹介します。
サトイモ科・アンスリウム属で、ハート形の花が特徴的ですが、どこかしら不気味さのある植物です。

色彩には、ポピュラーな赤色の他に、紫、白、緑の個体があります。
花言葉は、「煩悩」「飾らない美しさ」「印象深い」など。

ハート形の部分を「仏炎苞ぶつえんほう」といい、突起物を「花序かじょ」といいます。
花序とは、小さな花が凝縮して形を成している状態のことです。
要するに、仏炎苞は花びら、花序は花本体の役目を担っているということです。
カレンダー
08 | 2013/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
ブログランキング

FC2Blog Ranking ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
人気ブログランキング

プロフィール

霊睡蓮

霊睡蓮(レイスイレン)
1989年生まれ/大分県/AB型
コノ恨ミ……晴ラシテミセル……
根に持つ性格で、その恨みは呪いを以て晴らす。
プロフィール詳細

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

訪問者数