宦官の作り方

今回は、中国清時代の宦官かんがんの作り方を紹介します。
かなり痛々しい記事になりますので、苦手な方は読まないようにお願い致します。

古代中国の去勢方法は、文献としては残されていません。
ただ当時は、「宮刑きゅうけい」(死罪に次ぐ重刑)として、宦官を集めていたわけですから、かなり乱暴な方法だったと思われます。
それなりに医療が発達していた近世中国の清ですら、麻酔なしの去勢ですからね。

刀子匠タオツチャン」と呼ばれる政府公認の執刀人がおり、一人銀六両(約三万円)を払えば、治療するまで責任を負ってくれます。
ただ、宦官志願者のほとんどが、貧乏人なため、即金で払えない場合が多い。
その場合、出世払いの形になりますが、当然身分保証人なしでは、手術は受けられません。

去勢手術の流れ
1、白いヒモ等で、下腹部辺りをきつく縛り、熱い胡椒湯で消毒。
2、執刀者は、「後悔はしないか」等の口頭確認を行う。もしこの時、不安の色を見せた場合は、手術は行われない。
3、承認後、執刀者は鎌状の刃物で、相手の男性器を完全に切り落とす。
4、切断後、白蝋の針または栓を尿道に挿入する。(傷口が盛り上り、尿道が塞がるのを防ぐため)傷口は、冷水に浸した紙で覆い、注意深く包み込む。
5、被手術者は、二人の助手に抱えられ、二~三時間室内を歩き回る。その後は、横になることで、十分な休息を取る。

これで一通りの去勢手術は、終了となります。
しかし、まだ苦痛は続きます。
それは、三日間水を飲まずに、寝たまま過ごす必要があるからです。
喉の渇きと、傷口の痛みと相まって、それはもう想像絶するものだそうです。

そして三日後、切断部に挿していた栓を抜き、噴水のごとく尿が放出できれば、成功となります。
当然、尿が放出できなければ失敗となり、後は死あるのみとなります。
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明の名宰相・張居正

中国明王朝に、大政治家として名高い、張居正ちょうきょせいという人物がいました。
張居正は、まだ幼かった万暦帝ばんれきていの代わりに政務を行い、明帝国復活の功績を上げた名宰相。
その一方、独裁政治を行い、弾圧・粛清を用いたため、恨みを買われることが多かった。

まず張居正が官界に入った頃、時の皇帝は隆慶帝りゅうけいてい
隆慶帝は、あの正徳帝、嘉靖帝と二代続けて暗君が並んだ後の皇帝です。
隆慶帝は、嘉靖帝が重用した道士たちを一掃し、それなりに明帝国を安定させた皇帝。
明君とまではいかないけれど、決して暗君ではない、つまり「凡庸な皇帝」といった方が正解なのかもしれない人物でした。
で、その政治改革に協力したひとりに、張居正がいたわけです。

張居正は、徐階や高拱らと共に、隆慶帝を補佐し、数多くの功績を残しています。
しかし隆慶7年、隆慶帝崩御。

次期皇帝に、あの暗愚な皇帝・万暦帝(当時10歳)が即位します。
当時の万暦帝は、周りからは神童として扱われ、将来を期待する人も多かったとか。
おそらく、張居正の強引な英才教育が影響しているからでしょう。しかし、これが返って堕落化するなど、誰が想像できたでしょうか。

かの張居正は、「内閣大学士」に就任し、独裁政権を確立。
彼の政治は、意に反する者を弾圧する一方、明の回復・好転に成功しました。
特に、全国規模の検地、不正取締り、一条鞭法の実施等が最大の功績で、国庫十年分の食糧並びに、四百万両の余剰金が積み上げられたほどです。

国を重んじる張居正は、父親が死去した時であっても、決して政務を怠りませんでした。(本来であれば、服喪のために職から離れなければならない)
しかしこれが裏目となり、張居正の死後、礼節を欠いたことを理由に、弾劾が相次ぎます。
反張居正派の政治家や保守勢力、地主たちは好機とばかりに、その不満を爆発させたわけです。

これにより、封号と諡が剥奪された挙句、死刑扱い、そして財産は全て没収となりました。
さらに、張居正の長男は自殺し、張氏一族は辺境の地に追いやられています。
万暦帝自身も、張居正を嫌っており、彼のための名誉回復は一切行いませんでした。

張居正が亡くなったのと同時に、独裁権は万暦帝に戻り、明は再び衰退へと向かうことになります。
万暦帝は、25年間後宮に引きこもった挙句、張居正によって蓄えられていた国庫十年分を全て使い果たしています。
こうして、光が降り注いでいた明帝国は、再び暗雲に包まれ、多大なる負担を被ることになりました。

絶大なる権力を持ったニート・万暦帝。
莫大なる功績を残し、死後は貶められた貢献者・張居正。

世の中、皮肉なものですね。

学校の幽霊

今回は、マイナーアニメ『学校の幽霊』を紹介します。
児童・少女向けコミック等にて、同名の作品が存在するようですが、今回のものとは別作品です。

雑誌『マイバースデイ』(占いやおまじない、心理テストを扱う月刊誌)に寄せられた、読者の恐怖体験を原作としたオリジナルアニメ。
学校を舞台にしたものが描かれている一方、学校とは無縁な話もあったりします。

学校の幽霊に関しては、グロテスクな場面が多々あり、とても子供向けとは思えないような話が放映されています。
個人的には、「鉄棒に絡みつく髪」という話がトラウマで、もう二度と視聴することはないと思います。

各話は、10分未満の短編で構成されており、大変理不尽な終わり方をするのが、この作品の特徴です。
中には、全く持っていい加減なオチが待っており、唖然となることも。
しかし、時として、因果応報の恐怖を伝える話(「恨みのうさぎ」「猫の怨念」)もありますから、是非とも見てもらいたい。

学校の幽霊は、アニメだけでなく、実写版も制作されています。
個人的には、アニメよりも実写版の方が好きだったりしますね。
役者が素人なため、台詞が棒読みだったりするのですが、なぜか懐かしい気持ちになります。
制作されたのが、1995~97年なのが影響しており、いわゆる90年代独特の雰囲気があるからでしょうか。

不気味植物・トケイソウ



今回は、春~秋に咲くトケイソウについて紹介します。
漢字では「時計草」と書きます。

花びらの内側に、細い糸状(副花冠)が付いた植物で、雌しべを時計針、そして花びらを文字盤に見立てたことで、その名が付きました。
色鮮やかなのが特徴的なのですが、それゆえに不気味な見た目でもあります。

様々な品種が存在しており、日本では「デカロバ」「パッシフローラ」をメインに扱っています。

英名を「パッションフラワー」といい、「キリスト受難の花」という意味があります。
トケイソウ独特の形態から、キリストが磔にされている姿に見立て、そのような名が付けられました。
イエズス会の宣教師たちは、この植物をキリスト教の布教に使っていたそうです。

ちなみに「パッションフルーツ」とは、クダモノトケイソウの果実だったりします。
食用、果汁ジュースとして流通しており、さかんに栽培されているようです。
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霊睡蓮

霊睡蓮(レイスイレン)
1989年生まれ/大分県/AB型
コノ恨ミ……晴ラシテミセル……
根に持つ性格で、その恨みは呪いを以て晴らす。
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